寝不足などで目の下にクマができることがあると思いますが、そのクマにもいくつか種類があってその発生の仕方も異なりますので、それぞれに合った鍼(はり)施術とともにご説明します。
疲れ、ストレス、睡眠不足、冷え性などによる血行不良によって発生します。一般的にいうクマがこれにあたります。
血行不良によって静脈のうっ血が起こって、青くみえることから青クマといいます。目元の皮フは薄く、血流が悪くなると、皮膚の上から青黒く見えます。
うっ血とは、血流が悪くなって血液がその場に停滞してしまい腫れているように見えることです。
★鍼ポイント★
特にクマの周りや眉、目尻といった目の周りに多く鍼を打ち、目の周りの血流促進を図ります。
加齢による下瞼(したまぶた)のシワやたるみ、そして顔のむくみによって発生します。
シワやたるみが目元に影をつくることで窪んだように見えてしまい黒く見えてしまうことから黒クマといいます。見分け方は鏡を見た状態から上を向くことで黒くなっている部分が消える、または薄くなったら黒クマということになります。
★鍼ポイント★
顔全体のたるみケアがメインになります。特に目の周りに多く鍼を打ち、目元の引き上げを重点的に行います。
皮フへの刺激による色素沈着です。目元の皮フは非常に薄く摩擦などの刺激にとても弱いです。洗顔などのときに目元を強くすってしまっている方はご注意下さい。
青クマや黒クマの確認をしても消えないものは茶クマです。
★鍼ポイント★
直接クマに鍼を打ち皮フのターンオーバーを促進していきます。ターンオーバーを促すことで色素沈着してしまった皮フを新しい皮フへ生まれ変わらせてくれます。ターンオーバーは28日周期で行われますが、年齢を重ねると周期が長くなってきてしまいます。お顔の鍼をすることで、そのターンオーバーの促進を図っていきます。