外反母趾
足の親指(母趾)が小指(小趾)の方へ側屈(外反)して、
母趾の付け根が内側に突出することにより同部に疼痛が生じるものを外反母趾といいます。
外反母趾は近年増加の傾向がみられ、男女比は約1:10と圧倒的に女性に発症することが多いですが男性でも珍しくありません。
原因は変形の要因としてハイヒールなどのつま先の尖った靴を履き、
つま先が左右から圧迫されることや足の筋肉の弱化があげられますが、
足底のアーチが減少した扁平足や母趾が指の中で一番長いエジプト足にも認められます。
その他、肥満によっておきることもあります。
上記の原因が当てはまらない方は体の歪みからくる
姿勢や重心のアンバランスからきているかもしれません。
症状は母趾の変形と疼痛です。
また突出した母趾の付け根が腫れたり、足底にタコができることもある。
この腫れは痛みと発赤を伴い、痛風発作と間違えられることもあります。
これらの症状は、体の歪みの矯正やテーピング、体操などによっても
改善が期待できますのでご相談ください。
ただし重度の変形になってしまいますと外科的な手術が適応となることもありますので、
重症化する前に改善していきましょう。